レガシー電波デッキ紹介①殻親和
2017年8月10日 Magic: The Gathering
突然ですが私はデッキ構築が好きです。
それも実用性よりシナジーの強さを重視した電波デッキが大好きです。
今でこそ比較的ガチめなデッキを組んでいますが、競技マジックに片足を入れる数年前まではFNMにすら持ち込めないレベルの電波デッキばかり組んでました。
そもそも私が所属するTEAM四日市レガシーの当初の基本理念は「そのカード何ですか？を無限に聞かれたい」だったので初期の四レガは良くてTier3ぐらいのデッキしか持ってませんでした。
今電波デッキを組もうとすると「ミラクルに勝てない」「コンボに勝てない」という思考が邪魔をしてどうしても丸い構築になってしまいますし、大会持ち込んでも数ターンでグリセルに轢き殺されてしまうのが目に見えている…
とはいえ自由な構築をしていた頃の電波デッキを埋もれさせてしまうのは勿体無い…ということで、当時のデッキをここで紹介していこうと思います。メタゲームなど１ミリも意識していませんので、カジュアル向けの内容になります。ご興味のある方はお付き合いください。
今回ご紹介するのはこちらです
＜殻親和＞
●クリーチャー18枚
4 金属ガエル
4 マイアの処罰者
4 水銀のビヒモス
1 悪斬の天使
1 スフィンクスの召喚士
1 踏み吠えインドリク
1 悲哀の化身
1 鋼の風のスフィンクス
1 テラストドン
●スペル22枚
4 思案
2 通電式キー
2 厳かなモノリス
2 知識の渇望
4 物読み
4 出産の殻
4 オパールのモックス
●土地20枚
4 古えの居住地
4 教議会の座席
4 伝承の樹
4 囁きの大霊堂
4 空僻地
●サイドボード
無し
見ての通りマナコストが重く、かつ戦場に出しやすい親和生物を出産の殻の餌にしてデカブツを呼んで来ようというデッキです。
以下個別に解説していきます。
4 金属ガエル
出産の殻の餌になり、5マナ域にジャンプできます。
4 マイアの処罰者
4 水銀のビヒモス
出産の殻の餌になり、8マナ域にジャンプできます。水銀のビヒモスはあまり馴染みのないカードかもしれませんが、要は追加のマイアの処罰者です。これら7マナ域2種は4/4、4/5と素でスペックが高いため、殻を引かない場合の第2の勝ち手段となります。
1 悪斬の天使
5マナフィニッシャーその1。フィニッシャーの枠は自分の好きなカードを入れます。少しでも実用性を上げるならシガルダとかがお勧めです。
1 スフィンクスの召喚士
5マナフィニッシャーその2。マイアの処罰者をサーチ出来、8マナフィニッシャーに繋げられます。
1 踏み吠えインドリク
5マナフィニッシャーその3。置物除去枠。確かこれの上位互換が居たはずですが何年もアップデートしていないのでご容赦下さい。
1 鋼の風のスフィンクス
8マナフィニッシャーその1。少しでも実用性を上げるならグリセルとかがお勧めです。
1 悲哀の化身
8マナフィニッシャーその2。このデッキ唯一のクリーチャー除去です。死儀礼もタルモもこいつに頑張って処理してもらいましょう。相手のショーテルで出すと気持ちいいかもしれません。
1 テラストドン
8マナフィニッシャーその3。8割方こいつを持ってくることになると思います。一番強い。
4 思案
せめてもの安定剤です。
2 通電式キー
モノリスをアンタップしたりファクトランドやモックスのフィルターに使ったり殻を２回起動したりファクト生物に警戒持たせたり。無くてもいいです。
2 厳かなモノリス
殻の高速設置、デカブツの素出し等。無くてもいいです。
2 知識の渇望
せめてもの安定剤です。
4 物読み
1マナ2ドローです。
4 出産の殻
キーカード。これ自身もファクトなので親和が軽減されるのが嬉しいです。少しでも実用性を上げるならショーテルがお勧めです。
4 オパールのモックス
こんな高いカードが必須なのがこのデッキの厄介なところです。
4 古えの居住地
4 教議会の座席
4 伝承の樹
4 囁きの大霊堂
親和のコスト軽減のために。
4 空僻地
青マナ要求が多いので。
正直あまり安定はしないですが、ハマるとどんどんデカブツを呼び出せるので回しててとても楽しいです。皆さんも好きなフィニッシャーを入れて試してみては如何でしょうか。
ちなみにこのデッキ、モダンで出産の殻が禁止された直後に「オススメだよ！」とtwitterに上げたら少しばかり反響があり、「これなら俺もレガシー参入できるかも」と真剣に考えて組んでしまったモダンプレイヤーが何人かいらっしゃったようです。ネタをネタとして見抜く能力もマジックプレイヤーには必須の要件なので私は悪くないと思います。
いかがでしたでしょうか。
まだまだご紹介したいデッキがたくさんあるので今後も定期的に上げていこうと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました！
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